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【転職 成功】転職成功者が伝授!私はこうやって転職を決断しました

「今の職場やめたいなぁ」
「もう会社に行きたくない…」
「転職しようかな…」
そう思いはじめた時からあなたの転職活動はスタートです。
転職市場が「売り手市場」と言われるようになって久しいですが、「売り手市場だから次の仕事はすぐ見つかるだろう」という安易な考えのもと、「なんとなく…」で退職を決めてしまう人があとを絶ちません。
そこで、今回は転職8回以上・人事経験7年・キャリアアドバイザーの経験を持つ方の転職体験談をご紹介します。
失敗の少ない転職の決断ステップについて、著者の経験をもとに説明します。

転職を考え始めたものの決断できずに迷う日々 

私が転職を考えたきっかけはささいなことでした。

当時おつきあいしていたパートナーから「結婚したい」と言われたのです。
人並みに結婚願望があった私は、脳内で「キター!」と舞い上がりますが、その一方で冷静に金勘定。
実は、パートナーは駆け出しのフリーカメラマンで、実家に住んでいながら月末になると手持ちのカメラレンズを売却し、各支払いにあてるという生活をしていたのです。

それなのにお金のかかりそうな生活を夢見がちに語る彼。
金銭面の価値観の違いに愕然とするものの、33歳という年齢だったこともあり、なんとしてでも!絶対に!結婚したい…!!と息まく私。
そこで悩みぬいて出した答えは「私の年収をあげれば問題ないだろう」でした。

ところが、仕事の面でも日に日に不満が募るできごとが発生。
たった二人しかいない部署なのに直属の上司が仕事を抱えて離さず、私には重要な仕事をなにひとつさせてくれなかったのです。
経理職を長いあいだ経験し、現職では決算の主担当になることが目標だと面接で熱く語ったにもかかわらず、お茶出しや郵便の仕分け、ファイリング、通帳記帳が中心の仕事…。
はじめはこれも経験と考えて真面目に取り組んでいましたが、モチベーションが下がるのに時間はかかりませんでした。

経験やスキルを活かして会社に貢献し、少しずつでも年収をあげていきたいのに!
33歳なので転職のチャンスはこれが最後かもしれないという焦りと、だからこそ転職に失敗したくないという思い。
でも、いま動かなければ手遅れになるかもしれない不安や身近な人たちからの反対などもあり、身動きできない日々が続きました。

「もうちょっと頑張ってみよう」と思った矢先に転職を決断させた決定的なできごと 

転職するか、しないのか。

決断できず迷うということは自分自身の判断の軸がぶれているのではないか? と気づいた私は、いま一度「どうして転職したいのか?」を見つめなおすことにしました。

転職したい理由を思いつくままノートに書きだし、ひとつひとつに「どうしてそう思うのか?」と自問自答。深ぼりしてわかった本当の「辞めたいと思った原因」を、今度は「自分が頑張ったり工夫したりすることで解決できる問題」なのか「どう考えても自分ではどうすることもできない問題」なのかで判断していきました。

かなりの時間をかけて試行錯誤した結果、「パートナーの不安定な収入をどうにかする問題」はまず二人で解決策を話し合うことにし、「上司が経理の仕事をさせてくれない問題」についても上司と面談、自分がどうなればもっと仕事を任せてもらえるようになるのかを相談することに決めたのです。

ところがその矢先、
・年次の360度評価でほぼ満点評価にもかかわらず、月の給料が2万円も減額(社内では私のみ)
・週1回の部門会議の席で業務の効率化や改善の提案をしたところ、部門担当役員から「事務方は営業が食わせてやってるんだから、言われた通りに仕事するだけでいいのよ!」と罵声をあびる

といった理不尽なできごとが立て続けに起こりました。


特に給料がさがったことについては納得がいかず、上司や部門担当役員、社長にまで説明を求めましたが「もう決まったことだから」の一点張り。
そして、部門担当役員からの罵倒は、その日以降から私が退職するまでずっと続きました。

直属の上司ははっきりとは言いませんでしたが、給料が下がったのもすべて、この部門担当役員の采配だったようです。
当時の私としてはいったいなぜこのような仕打ちを受けなければならないのか、本当に不思議で仕方ありませんでした。
ただ直感的に理解していたのは「人はそうそう簡単に変わらない」ことだけ。自分の力だけでは他人をコントロールすることなどできるはずがないですよね。

よくわからない理由で給料を下げられる可能性は、残念ながら今後もゼロではなかったでしょう。これ以上給料が下がってしまった場合は、結婚どころではなく今の自分の生活すら危うくなってしまいます。キャリアがどうのこうのではなく、完全に死活問題です。
そんな不安と不満でおぼれそうになっているにもかかわらず、毎週の会議で心のヒットポイントが削られていく。

そして、最終的な転職への決断となったのは「これほどのダメージを受けてもこの会社で自分が望む経験を積めるのか?」と考えたとき、その可能性はほとんどないという結論に達したことでした。

これが、私の中で仕事を続ける方向に傾いていた気持ちの舵が、完全に退職へと振り切れたできごとだったのです。

ちなみにこのときの決断は、その後の私のキャリアに大きな影響を与えました。
私はこの会社を退職したのち、さらに2度ほど転職をしました。その2度の転職でも同じような決断のフローを行い、結果的に年収アップと管理職の座を獲得しています。

「なんとなく…」の退職ではなく、きちんと筋のとおる理由での退職は、次の転職活動の成功にもつながるのです。

キャリアに傷をつけない!転職を決断するまでのステップ 

それでは、転職を決断するまでのステップをまとめてみます。
これは私が転職するかどうかを迷っている相談者に、実際におすすめしているやり方です。

1.いまの職場を辞めたいと思った理由を洗い出す
紙でもスマホのメモでも問題ありません。
自分だけしか見ないものなので、心の中にある思いをすべて書きだしてみましょう。

2.ひとつずつ理由を深ぼりしていく
書きだした項目をひとつずつ分析してみましょう。
「なぜそう思ったのか?」「〇〇だから」「それはどうして?」「〇〇だから」と何回か繰り返していくうちに、辞めたいと思っている本当の理由・原因が見えてくるはずです。

3.辞めたいと思っている原因は「自分で解決できる問題」か「自分ではどうすることもできない問題」のどちらか
次に「自分が主体的に動けば解決に向かう問題」なのかを見極めます。
問題は大きく3種類あり、「自分自身が変われば解決する問題」「自分と相手が歩み寄れば解決する問題」「相手が変わらないと解決しない問題」に分かれます。
「2.ひとつずつ理由を深ぼりしていく」で明確になったあなたの問題は、この3つのうちのどれでしょうか。
「自分自身が変われば解決する問題」と「自分と相手が歩み寄れば解決する問題」であれば、次にどのような行動を起こすべきかを考えてみましょう。

4.今の職場で自分を成長させる仕事を経験できそうか
「自分ではどうすることもできない問題」があなたの中にあった場合でも、すぐに退職を選ぶのは早計かもしれません。
いまの会社や仕事から学べることがあるかを冷静に考えてみましょう。
もしあなたがいまの職場で成長できる見込みがあるのなら、「自分ではどうすることもできない問題」を許容してでも現職にとどまれますか?
この選択はとても重要です。よく考えて結論を出しましょう。
おすすめは職務履歴書を作ってみること。

これまでの自分の経験やスキルを職務経歴書というかたちで整理することにより、自分のキャリアや立ち位置を棚卸できます。「この先どのようにキャリアを積んでいきたいのか」「そのためには何が必要なのか」「現職でそれを経験できるか」ということを把握できるので、判断を迷ったときの手助けになってくれるでしょう。

5.それでも決断できないときはどうするのか?
おすすめは「転職活動をしてみる」こと。
転職活動をはじめたからといって、必ず転職しなければならないわけではありません。
活動をはじめてみるとたくさんの企業を知ることができるので、今いる会社の状況を客観的にみることができるはずです。それだけでも価値はありますが、あらかじめ転職情報サイトに登録をしておくだけで、思ってもみなかった企業からオファーが来ることもあります。あなたの経験やスキルを確認したうえでのオファーなので、どのような企業から興味を持たれているのかを確認できますよ。
情報収集という意味合いでも、ぜひ転職活動をしてみてください。

【退職理由】転職を成功させる退職理由の書き方

まとめ

転職は自分の人生の分岐点となる大きなイベントです。
自分を客観的に見つめることが難しければ、転職エージェントという転職のプロの力を借りるのも効果的。
転職市場の状況を聞くだけでも今後の参考になることでしょう。
この記事でご紹介した方法と併せてうまく転職エージェントを活用し、ぜひ後悔のない転職の決断をしてくださいね。

(転職経験者より寄稿)

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