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【コンサル転職】人事が解説!コンサルに転職する前に読む話

向上心の高いビジネスパーソンであれば、一度は「コンサルに転職してみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。コンサルは本当にスキルアップできる仕事です。一方で向き不向きが完全に分かれる仕事でもあります。コンサルへの転職を検討するときに考えておくべきポイントをご紹介します。

コンサルへの転職に必要なスキル

コンサルに最低限必要なのは「ロジカルシンキング」です。逆に「ロジカルシンキング」が苦手だとコンサルに転職できません。ただし「ロジカルシンキング」のスキルは鍛えることができます。

「ロジカルシンキング」を鍛えるには、自分に合う本を読んで、あとはとにかく練習あるのみです。

「ロジカルシンキング」を鍛えるために必須の本をいくつかご紹介します。

「ロジカルプレゼンテーション」高田貴久 著

元コンサルの方が執筆した、ストーリー仕立ての「ロジカルシンキング」の本です。ストーリーになっているので大変読みやすく、非常にわかりやすい内容になっています。また、何度も読めば読むほど理解が深まる本でもあります。

「世界一わかりやすい問題解決の授業」 渡辺 健介著

問題解決について図解でわかりやすく解説しています。問題解決の手法であるロジックツリーやギャップ分析は、コンサル転職者だけでなくビジネスパーソンに必須のスキルです。こうした問題解決の手法についてわかりやすく書かれています。

「イシューからはじめよ― 知的生産の「シンプルな本質」 安宅 和人著

「ロジカルプレゼンテーション」と「世界一やさしい問題解決の授業」を読んだら、必ず次に読んでほしいのがこの本です。問題発見、課題設定、仮説検証といった問題解決のプロセスをさらに詳しく学ぶことができます。大体の方は、この3冊を読めば十分です。

ただし「ロジカルシンキング」は苦手な方や、どちらかと言えば右脳派の方は、最後にこの本を読むことがおすすめです。

「誰も教えてくれない考えるスキル」芝本 秀徳著

私はこの本を読んで「ロジカルシンキング」の本質を理解しました。「ロジカルシンキング」とはなにか、なぜ必要なのかをわかりやすく説明している本です。

この4冊の本を読んだら、あとはひたすら実践あるのみです。現在の職場でロジックツリーを書いて職場の課題を分析することや、資料作成の機会があればこれらの書籍に記載されていることをまねて取り組んでみるとメキメキと「ロジカルシンキング」のスキルが上達していきます。
コンサルへの転職の前に、まずは「ロジカルシンキング」のスキルを高めていくことがおすすめです。

コンサルに転職できる人、できない人

はっきり言って、コンサルに転職できる人とできない人がいます。誰にでも向き不向きはあるものです。

24時間働けますか?コンサルは過酷な仕事

私がマッキンゼー出身のコンサルタントと一緒に仕事をすることになった際に言われた言葉が「コンサルは一度仕事を受けたら、死んでも完遂しなければならない」でした。

コンサルタントと普通の会社員は大きく違う点が一つあります。コンサルタントは「成果」に対してお金が支払われます。会社員は「労働時間」に対してお金が支払われます。これはコンサルタントと会社員だけでなく、事業会社と広告代理店のような「機能会社」との間にも言えることです。

コンサルはクライアントの要求にこたえて、成果物を出すことでお金がもらえます。プロジェクトが成功すれば大丈夫ですが、失敗すれば場合によっては報酬が大幅に減額されるか、次の仕事が全くなくなります。
そのため、プロジェクトの途中で仕事を投げ出すことはできません。また、プロジェクトには期限が決まっているため、期限に間に合わせるためには毎日、徹夜をしてでもプロジェクトを成功させる必要があります。風邪をひいても、たとえインフルエンザで寝込んだとしても仕事をなんとかしてやりきらなければなりません。プロジェクト期間中、プライベートはほぼゼロです。毎日プロジェクトのことを考え、プロジェクトの成功に向けて全力を注ぎます。

普通の会社員であれば、会社に所属しているだけで給料が支払われます。今は私は事業会社にいますが、正直、なんて楽なんだろうと感じます。期限前に睡眠時間を削って追い込む必要もなければ、体調不良をおしてまでも仕事をする必要もありません。
まさに健康的で時間的にも自由な生活を送ることができています。

あなたは健康的で自由な生活やプライベートの充実を捨ててまでもコンサルに転職したいでしょうか?もしこの質問にYESであれば、あなたはコンサルに向いています。

人によって生まれつき体内時計が違うという事実

私は毎日、睡眠時間を削って仕事をし続けた結果、ある日「あれ?体がなんかおかしい」と感じるようになりました。最終的には、電車の中で仕事をしていて突然PCのキーボードを打てなくなりました。

その後、たまたまインフルエンザで1週間出勤停止になり、朦朧としながら自宅でぐっすり眠ったところ体調がかなり良くなりました。体調不良からの回復をきっかけに色々調べてみると、人によって生まれつき体内時計が異なることがわかりました。

人には「朝型」の人と「夜型」の人がいます。実は「朝型」と「夜型」の人は体内時計が違います。1日は24時間ですが、これは人間が「時間」という概念を生み出したからこそ生まれた考え方です。実際には人によって体内時計が30時間サイクルだったり、20時間だったりします。体内時計のサイクルが長い人は長く起きていることができます。反対にサイクルが短い人は早く眠たくなります。
この体内時計の違いから、人によって最適な睡眠時間が異なります。

成果を出しているコンサルタントの人は圧倒的に睡眠時間が短い「ショートスリーパー」の人が多いです。睡眠時間40分でも全然平気!という方がけっこういらっしゃいます。活動時間が長くなれば、その分、仕事の成果物も多くなります。

私は幼少期からよく寝るタイプでした。1日最低8時間は寝ないとパフォーマンスが上がりません。私がコンサルタントを目指すのを辞めたのは、睡眠時間とコンサルタントのワークスタイルが合わなかったことが一つの理由でした。

あなたの適切な睡眠時間は何時間でしょうか。コンサルタントに向いているのは圧倒的に睡眠時間が短くても大丈夫な人です。無理をして睡眠時間を削るとまず間違いなくメンタル不調を発症することが最近、科学的に証明されつつあります。もし睡眠時間を大切にしたいのであれば、コンサルへ転職することはおすすめできません。

コンサルに転職するのはベストな選択肢か?

コンサルはある意味、ビジネスパーソンとして最高峰の仕事と言えます。なぜなら、「労働時間」ではなく「成果」で評価されるからです。「成果」に対する報酬はそのまま、あなた自身の価値を表すことになります。
つまり、世の中やクライアントに対してあなた自身が「どんな価値をどれだけ発揮できているか」がダイレクトにわかります。
だからこそ、コンサルは自分自身の価値を高め続ける必要があるとともに、自分自身の価値が高まると直接的にクライアントに価値を提供できるようになります。ビジネスパーソンとしての「価値提供力」や「向上心」が間違いなく高まります。

一方で、コンサル以外への転職でも十分に価値のある仕事はたくさんあります。コンサルは限られた期限でのアウトプットが求められますが、それはどの仕事でも基本的には同じ構造かと思います。どんな仕事にも期限があり、何かしらの価値提供が求められていると思います。

仕事の中でもあなたが嬉々としてワクワクしながら世の中に価値提供できる仕事があるはずです。それがもしコンサルであればあなたはコンサルに転職することがベストでしょう。一方でコンサル以外にもやりたいことがあるのであれば、あなたはコンサルに転職するべきではないのかもしれません。

コンサルは本当にハードな仕事です。ただしやりがいはあります。体力的にも精神的にもハードですが、それでもクライアントや世の中に「価値提供したい」という強い思いがあるのであれば、コンサルはベストな転職の選択肢となるでしょう。

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